吉野の里から

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鯖を使ったお寿司

2023.04.21

鯖を使ったお寿司には柿の葉すし以外にも、一般的な切り身の乗ったものや、バッテラのように薄い身が乗ったもの焼き鯖寿司や、姿寿司、岡山の金棒寿司など、たくさんの種類がありますね。

例えば「バッテラ」は大阪ならではの押し寿司や昆布の文化が詰まった郷土料理です。
元々は、大阪湾でよく獲れたコノシロという種類の魚が使われていましたが、段々獲れなくなってきたため、次第に安価な鯖に置き換わって定着しました。
一般的な鯖寿司のように、鯖の半身ではなく薄く削いだものを使っています。
寿司の上から薄い白板昆布が載せられていて、これが乾燥を防ぐだけでなく、良い風味を寿司に与えています。

また、押し寿司なのでバッテラは見た目が四角くなるのが特徴です。
発祥の店では、小舟の形の押し型で作られていたため、ポルトガル語で小舟を意味する「バッテーラ」から名付けられたそうですよ。
薄く切った鯖を使うことや、押し型を使う点など「柿の葉すし」によく似ていますが、鯖が使われるようになった理由は全く違っていたんですね。

鯖を使ったお寿司には他にも種類がありますので、また別の機会にお話をしてみたいと思います。

 

日本一の桜の名所・吉野山のお土産
柿の葉すし ひょうたろう
〒639-3115
奈良県吉野郡吉野町吉野山429番地
TEL 0746-32-3070
FAX 0746-32-5840
[営業時間] 9:00~16:00
[定休日]毎週月曜日
(月曜日が祝日の場合、その翌日)
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